(株)北総技研が、産業廃棄物処分場の建設に絡み、「北総技研が所有する権利を(株)高栄に売却し、高栄が北総技研の企画する事業計画に沿って運営・完成させる」ことを主目的とした業務協定を交わした上で、高栄による支払い完了後も譲渡に応じず居座り続け、不法に産業廃棄物を投棄していたことが分かった。
 後に、北総技研に対して債権を主張する金融業者や弁護士まで現れ、この債権を理由に前記契約を無効と主張しているため、高栄は土地代金を含む莫大な権利譲渡金その他を支払ったにも拘わらず、本来所有しているゴミ搬入の権利を始めとした同施設の運営を、不当に侵害されるという状態が続いている。
 社会正義を守るべき立場の弁護士までもが、この詐欺まがいの暴挙に関与していることを受け、本紙ではこの問題の連載を決定。
 本稿は、その“徹底糾弾”第1弾である。
 
  
平成13年10月に、千葉県庁、銚子市役所、その他の合同で行われた立入調査で、驚くべき事実が明らかに…(下の写真へ続く)
ナント、北総技研は、こんなに大量の産廃を地中の奥深くに不法投棄し、上から土をかぶせていたことが判明!
 平成11年8月26日、(株)高栄(現(株)アドバンス・高田松国社長)と(株)北総技研(志村年男社長)間で業務協定契約が締結された。
 内容を要約すると以下の通りだ。

 北総技研志村は、産業廃棄物処理施設の設置を計画し、千葉県銚子市のある土地を買収予定地として計画を進めていたが、資金不足のため頓挫。数年間に渡って手付かずとなっていた。
 既に設置許可を取得していたため、施設さえ出来上がってしまえば収益は充分に見込めたが、先立つものが無ければ施設運営は始まらない。

 そこで志村は、まだ出来上がっていない処分場を将来高栄と共に運営して行くという前提で、土地を含むその他の権利を高栄に譲渡し、高栄が工事代金等を支払う旨の約束を交わした。
 これが前記契約の趣旨である。同契約書にある権利譲渡価格は、一立米あたり3,000円(計4億1,362万円)となっている。

 これは一般的な金額からすると破格値と言えるが、北総技研にしてみればまだ仕上がっていない物を(処分場運営を前提に)買ってもらい、先にお金を頂くのだから、これぐらい割り引かないと話がまとまらないと考えたのだろう。

 この契約に基づき、高栄は北総技研に対する支払いを行ったが、それら様々な名目の代金が、本来の目的には用いられていなかったことが後に判明した。

 例えば、高栄は施設用地内土地代金として7,000万円を北総技研に預け『現地法人を新たに設立し土地の名義をその現地法人にする』旨の約束を交わしたが、実際には北総技研の志村が代表を務める(株)テクノスの名義へと勝手に変更されていた。
 他にも、北総技研から業務協定契約を解除する旨の一方的な通知が高栄に届いたり、或いは同契約書に記載の買取金額(一立米3,000円)を吊り上げる内容の通知が届いた。

 また、営業許可が下りた時点で施設を譲渡する約束だったが、この約束も北総技研は守らず譲渡しないばかりか、高栄が契約した排出業者以外にはゴミを搬入させない約束だったが、北総技研は自社で勝手に契約した業者にゴミを投棄させている。
 数々の約束不履行と犯罪行為、そして私欲の為に論理を摩り替える詐欺的暴挙を、決して許す訳には行くまい。
 徹底糾弾開始!である。

 
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